NHK、400万支払い謝罪 産科医報道訴訟で和解 助産行為を資格がない看護師らにさせ、保健所などの指導を受けたという不正確な報道をされ、名誉を傷つけられたとして、愛知県豊明市の産婦人科医院院長がNHKに5500万円の損害賠償を求めた訴訟は22日、NHKが謝罪し、400万円を支払うことを条件に東京地裁(鹿子木康(かのこぎ・やすし)裁判長)で和解した。
NHKは「今回の件を教訓に今後の取材、報道に生かす」としている。
訴状によると、この産婦人科医院では、医師や助産師にしかできない妊婦の内診を看護師らにさせていたが、2003年10月以降は中止した。しかし、NHK名古屋放送局は05年1月25日の地方ニュースで、放送時点でも看護師らによる違法な内診が続いているかのように報じたため、患者が激減。年間所得は4000万円以上減った。
この問題で、NHKと民放でつくる第三者機関「放送と人権等権利に関する委員会」が05年7月、NHK名古屋放送局に「保健所などの改善指導は03年10月。放送の1年3カ月前だったのに時期を明示せず、名誉棄損をきたしかねない重大な放送倫理違反があった」と勧告していた。
(記事提供:共同通信社)
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